若い時の話
あるセキュリテイを受け持つ会社に勤めていて、そこの経理担当だった。
そして今はもう無いが、当時は男女共同の社員寮があった。
入社から5、6年目くらいまでの社員は皆、そこに入っていたんだ。
寮と言っても個室なので、マンション同じ。
ツルモク独身寮って分かるかな、あんな感じの相部屋じゃあなかったんだけれど、まあとにかく仲は良かった。
みんなワイワイと暮らしていたんだ。
そしてーー本題。
俺の部屋の片側と真下の階に女子社員が住んでいた。
時期は今日のようなお盆シーズン。
寮の人間はあらかた帰省し、少数の人間が部屋に残り、休日を満喫していた。
俺はその日、洗濯物をベランダで干していたんだ。
(今日も暑い....)
シャツを広げ、シワにならないようにしてハンガーにかける。
「ふぅ…」
洗濯物自体は大した量じゃなかったんだけど、とにかく暑かった。
うんざりして外を眺める、
すると、あり得ない光景が目に映ったんだ。
「!!!」
なんと、階下の女子社員の裸体が!
何故?
と思い、よく見ると、向かいのオフィスビルがガラス張りで、日差しの関係で鏡のように反射している。
ちょっと透明っぽい青色のシートが、見事に、鏡のように彼女の姿を反射していた。
奇跡的なのはその角度。
たまたま、角度的に俺の部屋のベランダから階下の住民のプライベートが見れると言う恐ろしい偶然。
「ぁぁぁ…」
俺は咄嗟に姿を隠し、彼女に見つからないようにする。
そして、シーツを干し、その影に隠れてじっーーーくり観察した。
階下の彼女は、風呂上りでタオルを巻いていたんだ。
何故この時間に風呂?
と思ったが、これから彼氏とデートなのか知れなかった。
着替える時に、裸を拝むチャンスが来るだろう!
と、そのまま観察していると、なんといきなり上半身だけを露わに。
向いの鏡面の外観を持ったビルに自分のあられもない姿が映っているなんて、微塵にも感じていない様子だった。
超高層マンションの住民みたいに、誰にも見られることを意識しないで、裸族の生活を満喫している。
ポロン、と乳房を出した。
あとは入念に乳首のあたりを手入れ。
「ぁぁぁぁ…」
その後、じっくり観察して目に焼き付けた。
だが、乳首の手入れというやつは、性的興奮に縁遠い物なのだと実感した。
ちなみに、彼女の乳首の色は茶色だった。
後日談
ちなみに、この彼女のあられもない姿は、その後も2、3度は目にしたんだ。
次に目にしたのはその次の日の夕方。
また風呂あがりの様子だった。
その時は下の毛もバッチリ。
薄暗い中で、ふぁさ、と雄々しく生えていたその部分が妙に興奮を誘った。
たまらず、その時は抜いた。
彼女のCカップほどの乳を見ながら、そして手入れしていない陰毛を見ながら。
しこしこと右手で擦り続けると、ものの数分で果てた。
「あぁあ…」
ちなみに、その時の俺は前回のようにシーツで自らの姿を隠すことはしなかった。
夕方で、黄昏時で見えないだろう、って言うのもあったし、彼女と同じように無防備な姿を晒して、自慰行為に耽るってのも何だか興奮を誘うって思ったんだ。
ただーーー
俺が彼女の部屋を覗き見したのと同じように、俺の上の階に住む女の子は俺のことを見ていたかも知れなかった。
ただ、その結果は俺も知らない。
2015/10/1 新規掲載
2020//1/20 内容更新
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