京急線の下り最終列車近く。
海側、と言っても真っ暗で何も見えないが、そっちの方の窓の外の景色を眺めていた。
乗り始めた頃は車内に溢れていた人も、数人。
そしてそれもある駅に到着した途端に俺と、隣の女性だけ。
隣の女性は随分前から寝入っていて、時折、
姿勢を変えてはだらんっと首を傾けていた。
そして数分後...
その女性は、俺の肩に頭を傾けていた。
「ぅ...ぅわ....」
その瞬間、思わず驚きの言葉を口にし、そして身体全体に緊張が走る。
(うわーー...)
おっさんにならもたれかかられた経験は何度もあるが、若い女性は初めて。
(これって...これって...)
正面の窓ガラスを見ると、俺の右肩に髪の長い女性が頭を乗せている。
(うわぁ...)
周りから見ればカップルにしか見えないこのシチュエーションに、心が踊り、そして身体が熱を持ったみたいになってふわふわとした。
(なんて...なんて...)
このたまらない瞬間に戸惑いながらも、状況を整理した。
・女性が俺の肩に頭を乗せている
・女性は寝ている
・女性は若くて美人
・とても良い匂いがする
・この車両には俺と彼女だけ
(これは...)
頭の中で何かが閃いた。
この状況だと、アレが出来る。アレが。
「ぁぁ...」
ひどく興奮し、そしてその興奮は声になって表に出た。
下に置いていた鞄(ブリーフィングのB4ライナー)を膝の上に乗せ、そしてその下に左手を入れる。
ジーー...
チャックを静かにおろし、そして半勃ちの息子を外へ。
それを握り、静かに上下にこき下ろす。
「ぅぁぁ...」
じんわりと下半身に広がる快感。
隣の美女の髪の毛の匂いを嗅ぎながら、そして目に入る彼女の胸元の膨らみを眺めながら、ストロークを重ねていった。
(俺はただ、しごいているだけ..)
(俺はただ...)
別に彼女に何かする訳でもない。
ただ、偶然彼女は俺にもたれかかってきただけ...
そう頭の中で整理し、快感を積み重ねていく。
「ぁ....ぁ..」
やがて、暴発しそうな高まりが自分自身の中で込み上げてきた。
「ぅぁぁっ...」
だが、電車のもう俺の家の最寄り駅のホームに入ったところ。
減速しながらホームに入る電車に合わせて、俺はモノをしまい、そしてチャックあげた。
「ぁぁ....ぁぁ...」
隣の美女は相変わらず俺の肩で寝ていた。
「あの...」
「すみません....」
彼女の肩をぽんっと叩き、教えてやる。
「え....?」
「ぁ...?」
隣の彼女は俺の肩にもたれている事に気付くと、恥ずかしそうな、すまなさそうな表情を見せて、
「すみません..」
とペコっと頭を下げた。
「いえ...」
そう言うと、軽快に立ち上がり、紳士のごとくドアの方へ。
誰も居ないホームに降り立つと、一度振り返り、彼女の姿を目に焼き付けると、そのまま家路を急いだ。
帰った後は....
すまなさそうに頭を下げた彼女の表情をオカズにただ自慰を始めた。
2019/3/17 新規掲載
2019/8/21 内容更新
隣の美女は相変わらず俺の肩で寝ていた。
「あの...」
「すみません....」
彼女の肩をぽんっと叩き、教えてやる。
「え....?」
「ぁ...?」
隣の彼女は俺の肩にもたれている事に気付くと、恥ずかしそうな、すまなさそうな表情を見せて、
「すみません..」
とペコっと頭を下げた。
「いえ...」
そう言うと、軽快に立ち上がり、紳士のごとくドアの方へ。
誰も居ないホームに降り立つと、一度振り返り、彼女の姿を目に焼き付けると、そのまま家路を急いだ。
帰った後は....
すまなさそうに頭を下げた彼女の表情をオカズに、ただ自慰を始めた。
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