坂巻藩お戯れ2「それぞれの役目」その12「産まれたままの姿におなり」 - 官能な体験談・短編、フェチ話


坂巻藩お戯れ2「それぞれの役目」その12「産まれたままの姿におなり」

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坂巻藩お戯れ2「それぞれの役目」その12「産まれたままの姿におなり」

坂巻藩お戯れその①はこちら

本編、その2の最初から読む場合はこちら


■産まれたままの姿におなり


(ぁぁ....いったい...)


ただ、彼女には聞くことも十分に考える事も許されてはいなかった。


「そうか....」


再び、内山の声が響いた。


「三戸浜..用意せよ...」


その声を皮切りに、三戸浜がごそごそと用意を始めた。



(ああ....)


ふみは身体を硬くして、その場で縮こまっていた。


随分と時が経ったような気がした。


だが、実際には三戸浜が牛尾の間の襖を閉め、人払い用の女中を側の廊下に座らせた時間だけに過ぎなかった。


「では...波路..いえ、ふみよ」

「着ているものをここへ...」


三戸浜が言った。


「えっ...?」


ふみはその言葉の意味が理解できず、聞き返した。


「着ているものを..ここへ..」


再度三戸浜が繰り返した。


(着ている...もの..?)


ふみには確かにそう聞こえた。


(脱ぐ..?)


三戸浜とその奥にいる、内山の顔をちらっと見た。


どちらも何の反応も無い。

2度目に指示を受けたふみには、もう聞き直す事は許されなかった。


「はい....」



慌てて一番上に羽織った介取を脱いだ。

脱ぎ終わって、はっと気がついて丁寧にたたむ。


畳終わると三戸浜を見た。

三戸浜が言った。


「ふみ...小袖もじゃ...全て。」

「生まれたままの姿におなり..」


(え...?...え...?)


再び目の前の2人の顔を見比べる。

だが、2人とも何も言わなかった。


躊躇していると、内山が言う。


「ふみ...お前の身体を見せておくれ...」

「はよう....」


その言葉には一種の優しさが感じられた。


その13 和紙と小刀へ続く

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