「はぁぁ....もう..」
口の中に溢れた精子を舌でこねた。
息をし辛いから、鼻で精一杯に酸素を取り込んだ。
「ぁぁ..ごめん....」
彼はペニスを私の口から抜くと、気まずそうにペコっと頭を下げた。
「ん...」
「っぺ......っ...」
私はティッシュに彼の精子を吐きながらそれを上目遣いで見た。
「....どうして....?」
そして今日何度目かの質問。
それまで
セックスレスだった彼がどうしていきなり興奮したのかを知りたかった。
「どうしてって....」
「なんでだろう...?」
彼はそのまま私の身体にベタベタと触れた。
前がはだけたままの乳房をゆっくりと撫で付け、再びキスをする。
「ね..?」
手が私の下腹部へ伸びる。
さわさわと、じわじわと肝心な部分に彼の手が近づいた。
「ん....っ....」
「ぁ。。」
下着の極を超えて、指先が触れる。
にゅ...っ...る..
触れられるだけで、自分自身が濡れそぼっているのが分かる。
「ふふ....」
「濡れてる....すっごい...濡れてるよ..?」
彼は私の顔を見ながらニヤニヤと笑っていた。
「だって...」
恥ずかしさを紛らわす為に彼にキスを求めた。
彼は快く受け入れてくれて、私の唇や舌を舐め回す。
く..ちゅ....
くちゅ...っる....
指が一本、二本、徐々に侵入してきて、しまいには手のひら全体で擦られる。
くっちゅ...っちゅ...
ちゅ...っる...
「ぅぁ....ぁぁ..」
「ぁぁ..気持ち....いい....」
うっとりと彼の顔を見つめる私。
まんざらでも無かった。
フェラをしてあげて、彼をイカせてあげた後で、そのまま寝てしまうものだと思っていたから、こうして私の事も気持ちよくさせてくれるのが嬉しい。
「はぁぁ...いい...」
「いいっ.....ぁぁ......」
「い...」
「イキ..そう...」
今度は私が果てる事を告げる。
彼がニヤっと笑った。
「分かった....」
そして親指でクリをぐりぐりと擦る。
ぐ..ちゅ...っる..
ちゅ..っる..
「ぅぁあっ...」
どんどんと高まっていく私。
クリが気持ちよ過ぎて死にそう。
久しぶりの感覚にもう蕩けそうだった。
「ぁ...っ...」
「ぁぁ...」
「い...いっ....イキ...そう...」
「イケ....っ....そう...ぁ..ぁ...っ....」
「ぁーーーー...っ............」
「.......っ....ん....っ....,,」
「..................っ...イク...」
信じられないくらいの快感が溢れた。
彼の手を中心に、リミッターが外れる感じ。
お花畑だーー
私はそんな風に思った。
「はぁ...ぁぁ...」
「はぅぁ....」
私は意識が遠のきそうになる中で彼を見た。
彼は相変わらずニコニコしていて、
「.....イッた..?」
と聞いた。
「ん.....っ....んん...」
私はコクン、と頷いた。
そして彼の顔を見返すと、下を見ろと視線を送られる。
(....?)
下を見た。
そこには見事に復活してそそり立つ彼のペニス。
「さあ.....しようか...」
彼がのっそりと起き上がった。
私はこれまでに感じたことの無いドキドキを意識していた。
2017/7/15 記載
2019/6/7 更新、追記
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