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真面目なOL有希、海外でハメを外す6

前回のお話、その5はこちら

最初から読む場合(その1)はこちら

あれから、有希とヒロコとは昼まで一緒にいた。

互いになんだか気まずいような感じでシャワーを浴び、何も喋らずにビーチ沿いのカフェまで歩いていく。

途中、顔見知りのビーチの売り子に声を掛けた以外は本当に何も喋らず、ただただ暑い陽射しの中を歩いた。


「何だかーー不思議」


最初に口を開いたのはヒロコ。


彼女はパッションフルーツを絞ったジュース注文し、まず一口だけ口をつけて、酸っぱいと言うような表情を見せていた。


「何が...ですか?」


有希は彼女の真正面に居て、同じくオレンジジュースを飲んで酸っぱい、と言う表情を見せて続く。


「だってーー」


ヒロコは何か頭の中で考えているように神妙な顔で目線を上に向ける。

そしてその後で、健康的に日に焼けた肩を一撫でし、ばっくりと開いた胸元のシャツを一掴み。ばさばさと空気を入れた。


「私もーーー....」

「有希ちゃんもだけど、普段、日本じゃ真面目なんだよ?」

「真面目な風で電車に乗り、職場に通い...」

「真面目な感じで一生懸命に働いている..」

「それがさぁ...」


ヒロコはニヤついて、まず有希を、そして俺の方を見てウインクをする。


「それがねぇ.....」


再び同じ言葉を呟いて有希を見る。

有希は、恥ずかしそうな、何だか妙な感じを見せて、

「まあ....そうですね....」


「私、人前でSexなんて..誰かのを見たことも無いですし、逆に見られたことも....」


「無いですし...」


彼女が言っているのは、まず昨晩の俺とヒロコとの行為の様子。

そして今朝の俺とヒロコとの行為のことだろうとはすぐに分かった。

そして彼女自身の行為を見られた、と言うのは一昨夜、有希が白人男性とまぐわっていたのを俺が目撃したということ。

「そだねぇ...」


ここで俺の方から初めて同意を示した。

俺自身、マッサージパーラー嬢などの風俗嬢との3Pの経験はあっても、有希やヒロコなどのような素人、それも日本人との間でこのような事に至った経験は無い。

それは確かに刺激的、衝撃的な事で、有希の行為を目撃した時、また有希にしてる最中を見られた時の驚きはまだ明確に覚えている。


「やっぱ.....ねぇ...」


ヒロコは再び有希に向かってウインクした。

そしてグラスのジュースを一気に飲み干すと、またニヤついた。


「良かったらー」

「教えてくれない? 有希ちゃんのこととか、イロイロ」

「私のことも話するからさ」


ヒロコは飲み干したグラスを横に置くと、ずいっと身を乗り出して、さも興味あるような感じで顔を爛々とさせた。

そして、有希がその返答に困ったような感じでまごついていると、矢継ぎ早に質問を重ねていく。

「どうしてーー、この島に来ようと思った?」

「それはー....」

「石野さんに....」


「誘われた?」

話をし始めた有希の言葉を遮ってヒロコが尋ねた。

「違う違う。」

「俺は、空港からバスの乗り方が分からなかった有希を案内してあげてさ..」

「どこに行くのか、って聞かれて海に行くっていったら..」

ニヤニヤと笑っているヒロコに対し、釈明するように説明する。


「そう、そうなんです。私が、石野さんにお願いしてー」

「連れてきてもらったんです。ここに..」


有希も慌てたようにそう付け足した。

「ふぅーーーん..」

「そうなんだ。」

「で....シたの?」

ヒロコが妖しい視線を俺と有希に向けた。
ややウェーブのかかった前髪が風で揺れる。


「何が...? ですか?」

「何が...って、Sex。」


ヒロコが妖しい笑顔を見せてそう言うと、有希がこっちを見た。

「.....!」


「え....っ...ええ....」

「まあ....」


「なんと言うか...」


途端に有希が顔を真っ赤にし、下を向いた。
細いメガネのフレームのズレを直し、ごもごもと呟く。

「はは..してないしてない」

有希が思惑ありげな素振りを見せたのを見て慌ててフォローする。


「この娘とはしてないんだ...。 ね?」


有希の代わりに答え、弁解した。

一応、ヒロコと身体の関係を持っている手前、取っ替え引っ替え、と言うレッテルは避けたい。

そんな思惑もあった。


「まあ、正確に言うと..」

「挿れてはいない...と言う事なんだけど...」


語尾に向かって声が小さくなっていく。

そして頭の中で思い浮かべたのは、有希が俺の前で自慰をして見せたこと、俺のモノを妖しくしごいていたこと、そしてフェラし始めたこと。


「あ.....はい....」

「ん...」


有希がが恥ずかしそうに反応し、俺を見た。

そして、

「そうなん...ですよね..?」

と微妙な顔をして俺に問うた。


「本当...だよ...?」

「多分..してないと思う。」


俺は有希の華奢な白い身体を眺めながらそう答えた。

ベッドの上のラリって、酔っ払っておかしくなった彼女と、今目の前で真面目くさったような感じで座っている彼女とは全く別人に見える。

そんな風に興味深く、有希の事をを見ていたが、やがてヒロコがニヤニヤと笑いながらこっちを見ているのに気付き、それをやめた。


「ふぅーーん...そうなんだ..」

「シてないんだ」


「そっか..」


ヒロコはテーブルに上で指先をタタタッと鳴らして指遊びをし、やがてふぅっと息を吐いてこちらを見た。

「白人さんとはシてるのにねぇ..?」


そして笑い、有希の顔を見る。


「え....いえ.....ハイ..」

「そうですね..」


有希はますます俯いて恥ずかしがった。

そして彼女はそろそろこの話題は止めよう、とばかりに雑誌を取り出し、パラパラとめくり始める。

俺とヒロコはそんな有希の事を眺めていて、互いに視線を交わし合い、笑った。


その後、3人で島の中心部へ。

そこにはちょっとしたショッピングセンターへ。

そこは比較的こぎれいで、欧米の観光客が好んで集まっているような場所だった。

ちょっと土産ものでもー

フラフラと立ち寄った店。


俺はヒロコと、有希は1人熱心にキーホルダーなんかを見ている。

そして店を出る。


じゃあ、今日はこの辺で、なんて感じで3人そろそろ別れて別々にーー

そんな感じになろうとしていた矢先、目が止まった女の子がいた。

目の前に現れたのは明らかな日本人の女の子。

長い黒髪、華奢な身体。
そして小柄。

目はパッチリとしていて、可愛らしい感じ。


直感的に「日本人だ」と思った彼女は、一生懸命にスマホの画面を見ている。

「ん?」


俺が彼女に気付くと、有希とヒロコも彼女の方を見た。

「困ってるのかな?」

「そうだね…」


スマホの画面を睨みながら、何かを探しているような感じ。


そんな彼女は無防備で頼りなさげに見える。

やがて有希が彼女に近づき、声を掛けた。

「どうしたの?何か探してる?」


こんな時、有希の普通ぽい感じは役に立つ。


その小柄な女性は有希を見てホッとした感じで、スマホの画面を睨む事をやめ、何か返事をしていた。

有希はそのまま若い娘と会話している。


そして俺とヒロコは少し離れたところでそれを見る。

「じゃあ....」



しばらくして、戻ってきた有希は事の次第を報告した。

「ホテルを探してたんだって」


「一応、方向と場所の目安は教えたんだけどー」

「パレスホテルって言うところ…」

有希が女の子との会話の内容を説明すると、ヒロコが反応する。


「あ。そこ私のホテル」

「あっちだよ?」

彼女はニコッと笑い、有希を見た。

(ヒロコのホテル?)


頭の中でヒロコが言った彼女の宿泊先のことを思い返す。

白い壁の、木が生い茂っていて…

不確かな記憶を思い出し、そして考えた。


「送っていってあげれば?」

ヒロコの肩に手を置き、つんと押す。


「いいよ。部屋に戻るし。」

「じゃ...ね...」



ヒロコは俺が置いた手にその手のひらを合わせ、ぎゅっと握ると、軽やかな笑顔を見せ、そのまま前へ歩いていった。


「良かったね。」


ヒロコの背中を見ながら有希が呟く。

「うん…。」


「でも若かったな。何歳くらいなんだろう」



ふりふりと左右に揺れるヒロコの尻を見ながら、彼女の年齢はどれくらいかと推測し、空に向かってそう呟いた。

次のお話、その7はこちら

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