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真面目なOL有希、海外でハメを外す11

前回のお話、その10はこちら

最初から読む場合(その1)はこちら


ヒロコの言葉に、有希が振り向く。

俺自身も、極まったこの状況でヒロコが制した事に驚き、思わず普通に目を開けた。

「待って……」

「まだ、ダメ。」

「ね……」


「最初なんだから…」


ヒロコは有希の隣にゆっくりと移動し、そして肩を重ねた。

彼女が最初と言うのはさくらの最初の絶頂、つまり女性としてのエクスタシーを指しているんだと想像がつく。


「絶頂を…知るのは…」

「まだね……?」


そして有希の方を向き、彼女の耳の辺りに優しく口付け。

「せっかく...なんだからー」

「ね…? 」


「さくらちゃん」

「聞いていい?」


手のひらをさくらの身体の上にかざし、撫で回す。

ヒロコはそうしながら優しく彼女に質問を重ねた。


「さっきは、どんな…感じだった?」

「イキそうなのって…」

「分かる?」


「え…は…」

「はい…」

「何だか…ぐぅーってくると言うか、その…」


「高まる感じ?」

「え…はい…そうです。」


さくらが少しだけ顔を上げた。
そして体勢を変え、ヒロコの方に向き直す。

彼女の胸元がこちらから見える位置になり、その柔らかい肉が形を変えた。


「ふふ…そう。」

「そうね...だいたい..」


そう言いながら、ヒロコが何かをした。
彼女の腕が見え、その先が動く。

「ぁっ…」


さくらがびくんっと反応する。


「前の彼氏は…あんまり」

「してくれなかったんだ…」

「こう言うの…」


くちゅくちゅとした、水気を感じさせる音。

それは、短く、繰り返しで、とてもいやらしい。

ちゅっ...くちゅ...

ぐちゅ...ちゃ..っ...

....くちゅ..


その卑猥な音は、さくらの部分の今の状態を容易に想像させた。


「ぁぁっ…」

「やっ....ぁ.....ぁっ.....」

「んぁ....」


さくらの呻きの合間に、今度は有希が呻く。

「こんなに…」

「ねぇ..?」


興奮した様子で大げさに反応し、ヒロコを見つめた。

「ふふ…ふふふ…」


ヒロコの手の動きは徐々に激しさを増す。

ぐちゅ..

..くっ....

ちゅ...くちゅっ..



「っぅぁ…」

「ぅぁぁぁ…やっ …」

「ヒロ…コ…さん…」


徐々に、その呻きが苦しそうな感じになっていく。

いやらしい音はますます生々しい音に変わり、さくら自身の喘ぎと合わさる。

くちゅ…くちゅ…くちゅっ…


「ぁぁっ…も…もう…」


「ぁぁっ.....!」

「んーーーー.....」

「んん..」


さくらの声が誰かにすがりたい、どうにかして欲しい、と言ったようなトーンに変わる。

それはまさしく女の声で、彼女のイメージとは程遠い。

「ああっっ!」

「だっ…っめっ」

「んんんっ…」


慣れた男なら大体分かる、絶頂を迎える女の直前の感じ。

さくらの今はまさにそうだった。

苦痛に満ちた表情と歓びが入り混じり、腰が浮き上がり、鼻で短く息を吐く。


(そろそろーー)


予感がした。

さくら絶頂を迎えそう感じ。
彼女にとって初めてで、それはとてつもなく激しいもの。



だが.....

俺自身、きっと有希も、さくらさえも少し前の事はもう忘れていたのだろう。

緊張感がこれ以上無い、と言うところでそれは繰り返す。

プツンと糸が切れる見たいに、前触れなく突然に。



「はい…」


ヒロコの声。


行為は再び止んだ。


静かになったところで、さくらだけが異常な程に粗く、深く呼吸を繰り返す。


「ふっ…」

「ふぅっ…」

「ヒロコ……っさん…」

「はぁ…はぁっ…っ…」


「どう…ど…どう…して?」


こちらからは、さくらの表情を伺い知る事は出来なかった。

ただ、きっと恋人から裏切られたばかりの女のような、ひどい顔をしていたのだろう、と想像できた。

それほどにさくらの声は切迫していて、鬼気迫っていて、気持ちが入っていた。


「ヒロコさん…」


有希が、ようやく理解した、と言うように笑いながらヒロコの肩にしな垂れかかった。


「悪い大人…」


そしてそう、ぼやっと呟く。

さっきヒロコが有希にしたように、ヒロコの耳元にキスをした。


「悪い大人ですね…ヒロコさんは」


そして耳たぶを軽くねぶる。


「石野さんほどじゃ……」

「無いですケド…ね?」


有希の声は楽しげで、キラキラと輝いているように見えた。

興奮しているのか鼻で呼吸を繰り返している。


ヒロコはただにこやかに笑っていた。
有希を眺めながら、さくらの身体をゆっくりとさする。


「有希ちゃんも......でしょう?」


そう言って有希に笑いかけ、ウインクする。


「そうかなぁ…」


有希は首を少しだけ傾けた。


「でも……」

「そうかもね……」

「ねぇ...?」

「さくらちゃん...」


有希がさくらの身体に自らの上半身を重ねた。

そして俺からは見えない部分、有希の何らかの行為により、再びさくらの喘ぎ声が響き始める。

「きゃっ.....ぁ...」

「ぁぁ....!」


「やぁ.......ぁっ..........ん...」

「んんんっ..!」

「だめ...だめ...だめ...ぇ...」


さくらの悲鳴に似た叫び。
そして情けない喘ぎ。

次いで有希の声が続く。

「ねえ......ヒロコっ...さん...」

「悪いっ……ん」

「…かと.......言うと…」

「ちょっと…ん…ね...?」


きっとクンニをしているだろうと思った。

途切れ途切れの言葉、それにさくらの喘ぎが混じる。

「はぁっ…!」

「だ…だ…」

「だめ… いやっ…」

「だめ…」

「だ...だめぇっ…」

「はっ....ぁっ...ぁ........」


さくらの反応は、より激しく、より強いものへと変わっていた。

細い、白い華奢な身体を拗らせ、くねらせて身体全体で反応する。

「ふふふ……」

「ふふ…」


有希とヒロコは妖しく笑いながら、何度も何度も焦らし続ける

時には直接触れて激しく、そしてしばらくの間、背中や脇を愛撫していたかと思うと、また激しくする。

「いや…ぁ…」

「ぁぁ…」

「ぁ…....いい...」

「ぁぁ...」



「だめ…もうっ....…」

「だ....だめ....」


激しく呼吸をしながら、さくらは悶えていた。
その様子から、再び果てそうになっているのが推測される。


「お.......おね..」

「お願い…しますから…」

「ヒロコさん…」

「有希…さん…」


さくらが手を伸ばし、有希やヒロコ達の腕を取り、すがるようにして見つめる。

「ふふ…」

「さくら…ちゃん…」



ヒロコが下を向いた。


「身体が求めてる? 」

「イキたいと…....思った?」


「本当に?」

ヒロコはゆっくり、ゆっくりと喋る。

諭すように、言い聞かせるように、さくらの顔を見つめる。

さくらは、ぼおっとした様子でそれを見つめ返す。

そしてしばらくして口を開く。


「…ん…」


僅かに頷いた。

「はい……」

「お願い…」

「お願い…します」


寝たふりをして、一部始終を眺めていた俺の前、何かが変わったさくらがいた。

目を閉じ、昼間の様子を思い出す

清純で、はかない彼女。


それが……

ぐったりとし、イカせてくれとせがむ。


(何だか…)


目を閉じた
何だか食傷気味になって、寝返りを打つフリをして向こうを向く。

(このまま、寝よ…)


相変わらず心臓はバクバクと高鳴っていた。

それまでに目にした光景が強烈で、なかなか眠れそうになかったが、今更起き出すのも不自然に思えた。

だからこのまま寝ようと試みるがーー

「ふふ....いいわ...」

「イカせて..あげる..」


雰囲気たっぷりのヒロコの声。

「でも....」

「ちょっと休憩...」


ヒロコは何故か俺の背中に頭を乗せ、寝転がった。

そして俺の背中を枕に横になる。

「ちょっと..疲れた..」


(なんだなんだ...?)


突然のヒロコの行動に正直、戸惑った。

そして身を硬くして彼女の次の行動に備えていると....



徐にガバッと跳ね起きて俺の耳元へ。


「石野さんっ…石野さん…」


背中越しに彼女の声が聞こえた


「起きて起きてっ」

ヒロコが繰り返す。


俺はその言葉を聞きながら、顔を下に向け、目だけはパッチリと開いていた。

もしかしたら、さっきヒロコは俺の心臓の鼓動を耳で聞いたのかも知れない、と考えていた。

どうしよう、と焦る気持ち急速に膨らみ、頭の中を支配していった。


次回のお話、その12はこちら

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