詳しくは書かないが、友人(女)がいて、俺に対してある意味とんでもない事をしでかしたのがいた。
絶対許さない、と冷たく言ったら、泣きそうな顔で懇願する。
「どうしたら許してくれる?」
「ねえ...お願い..」
てな感じで俺に許しを乞うその友人。
「千紗さぁ.....あのさあ..」
俺は彼女に対して遣る瀬無いと言うか諦めに似たような感じでクドクドと責めた。
そして彼女の方は俺に対してひたすら詫びる。
「ごめんなさい...すみません..」
「悠太が望むことだったら....どんな事でもする..」
とその女が言ったのはまるでエロゲーのような申し出。
ぴんと来た。
フラグ立ちしたのを感じた。
じゃあ、とばかりにちょっと悪ふざけしてからかってみる。
「ふぅん...」
「じゃあ......お前のこと....」
千紗が俺の顔を見た。
「お前のことさぁ…」
「…」
「お前のこと、好きにしても…良いって…こと?」
それは本当にエロゲーとかエロ漫画に出てきそうなシーン。
俺は腕を組んで女を見下ろし、俺に詫びる代償に彼女の身体を求める。
「…」
もちろん、その場では断られるであろうことは想像していた。
千紗とは長い付き合いだが、身持ちは固く、1年ほど付き合っている彼氏との仲も良好と聞いている。
だから、俺のこんなふざけた提案に乗るはずはないと思っていたのだが…
「ん……いいよっ…」
「いいよっ…それで………」
「悠太が.......許してくれるなら…」
千紗は俺を見ていた。
そして、胸元に手をやり、ボタンを外そうとする。
「ちょっと…ちょ…っと…」
「ちょっと…待って?」
今度は俺の方が慌てふためいた。
千紗に対してそんな提案をしたのはそれが到底受け入れられないであろうことを見越したからで、さすがに俺もそこまでは下衆じゃない。
「待って!」
「いいからっ!」
「もう…」
俺は彼女の手を掴み、ボタンを外す動作を制した。
そして、色々と説得するが、千紗としてはどうしても今日、俺に許しをもらいたいらしい。
「私の…私の…」
と繰り返し同じ言葉をつぶやき、詫びの気持ちを示す。
「じゃあ…」
と、千紗の胸元に手を伸ばす。
「や…」
一瞬、びくっと彼女が反応し、身構えた。
俺の指先に伝わる彼女の胸の感触。
「ほらっ…」
「やっぱり…」
俺は千紗の覚悟の無さを責めた。
「所詮…口だけ……かな?」
ふぅっとため息を吐き、くどくどとまた彼女を責める。
「ごめん…なさい」
千紗は頭を下げた。
そして、
「ごめん…他の事なら…」
と泣きそうな顔で俺を見る。
「じゃあ…フェラして?」
「俺を………イカせてくれたら…いいよ?」
「それなら……できるでしょう?」
我ながら下衆だと思った。
ただ、うな垂れている千紗を見ていると、むくむくとエロい気持ちが沸き起こってきて、どうせ下衆なら下衆として行ってみよう、なんて気にもなってくる。
「そして、イカせられれば…」
「もう…いいよ。」
「でも…」
「イカせられなかったらーーー」
「分かるよね?」
ニヤッと笑い、千紗を恫喝しながらそう提案する。
千紗は小さく頷いた。
そして、俺が寝そべり、ズボンを下ろして彼女の前に曝け出して横たわっていると、彼女が近づいてくる。
「ごめん…ね…?」
一瞬、そう言った千紗と目があった。
そして、その次の瞬間に身体に伝わる、むにっとした感覚。
その後で温かい、と言うよりは熱い感覚で包まれる。
「あーーー…」
思わず声が漏れ、腰が浮きそうになる。
じゅぷ...
じゅる...っぷ.....
千紗はまず亀頭全体を口の中に入れ、そして舌全体で優しくそれを絡めた。
そして口をすぼめるようにして軽く吸い、上下に唇でしごいていく。
「ぁぁ....」
「ぁぁっ....上手..だね....」
思ったよりも上手いんで、千紗の彼氏との行為を想像した。
「いつも..シテあげてるの..?」
「こんな風に..。彼氏にしてあげてるようにして見せてよ..ねえ..」
軽く虐めると、千紗は、
「んんん...」
と首を横に振って嫌がった。
それでも、丁寧に、愛情を込めてフェラしてくれる。
口から出して横からキスをし、舌先でチロチロとカリのびだを舐め、唾液を沢山使って唇を絡ませてくれる。
じゅ...じゅっぷ...
じゅっるっぷ....
「ぁぁ....千紗....上手..」
「でも...でも、まだだよ...」
俺はフェラではイカない自信があった。
自慰の仕方が悪いのか、精神的なものなのか、どうにもあの刺激ではイケない。
でも、行為自体は気持ちいい。
「ぁぁっ..最高..」
「気持ちいいよ...千紗の唇、舌....ああ..」
俺は思った通りの感想を素直に口に出した。
そしてその気持ち良さにヨガりながら、自然と腰が浮き、次第にそれは運動となって反復する。
「ぁぁ....」
「ぁぁっ..!」
千紗の口を目掛けて、ずっぷ、ずっぷと腰を突き上げる。
まるでSexしているみたいに下から上へ、むにむにで熱い粘膜で擦っていく。
「んんっ....!」
「んんん.....」
途中、千紗が苦しそうに呻いていた。
それでも彼女は行為を辞めようとせず、一生懸命だった。
「ぁー...千紗...」
「千紗っ...!」
俺は興奮し、身体をずらし、手を伸ばして彼女の胸元を弄った。
さっき、ボタンを2つほど外していた胸元にはするりっと俺の手が入り、ブラを弄る。
手のひらには程よい大きさの乳房が触れ、中指には突起が当たった。
「千紗っ.....」
「ぁぁ......っ千紗っ....!」
にゅっぷっ.......
ずっぷ....ずっぷ....
夢中で突き上げる。
だが、まだイケそうには無い。
やがてしばらくすると、千紗が口を離す。
「っ...はぁ...はぁ...」
だらり、と唾液を垂らし、俺のペニスを眺めていた。
それは隆々として天を衝き、ゆらゆらと揺れる。
「疲れた...?」
「千紗..?」
俺はあぐらを組んで彼女を見た。
そして、
「やっぱり.....フェラじゃイケないな..」
と無言で千紗に寄りかかり、ゆっくりと押し倒す。
「ん...」
千紗は抵抗しなかった。
そして無抵抗のままで俺にシャツのボタンを外されると、無言でその手を回してきた。
2018/4/16 新規掲載
2019/12/6 内容更
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