ーーあるツテを使ってヒアリングした内容を基に記載しています。
大卒の24歳、都内で働くOL。
職場は某大手通信会社、事務職。
社会人になった翌年に出会った彼氏(2歳上)がいる。
真希(仮名)は、自分自身はごく普通のOLで、他人と変わったところは無いと考えている。
仕事は最近慣れてきた。
趣味はウインドウショッピング、そして大学時代に所属していたサークルで始めたテニス。
家は池袋から30分の私鉄沿線、両親は健在、
弟が1人いて、今年大学を卒業して就職する予定。
そんな彼女の性遍歴は以下の通り。
初体験、大学2年生の夏、当時付き合っていた彼氏と一緒に出かけた伊豆のホテルで。
感想はまあまあ。
思っていたよりは痛くは無かった。
血は少しだけ出た。
身体を触られている時は気持ちいいと思ったが挿入行為自体は、相手がすぐに果ててしまった事もあって、良いとは思えなっかった。
その彼氏とは1年近く付き合った。
相手も自分も実家暮らしと言う事もあり、Sexは月に数回程度。
デートの終わりに寄ったホテルか、たまの休日に出かけた先でした。
その間、色々な事を覚えた。
正常位だけで無く、騎乗位やバックスタイルのSexもした。
相手の男の子はあまり性に積極的な方では無く、いつも部屋の灯りを消してしたがった。
フェラを要求される事はなかった。
だが、別れる前の最後のSexで、互い身体をまさぐりあっていて、偶然に自分の唇が相手の性器に触れた。
その時に1度だけした。
「あっ…」
彼氏はびくびくと反応し、まるで女の子みたいに声をあげて感じていた。
「恥ずかしいけど…」
真希はフェラチオ、と言う愛撫形態自体は性に積極的な友人からの耳学問から知ってはいたから、恐る恐る彼氏の性器を口に含んだ。
「ぁぁ…真希…」
「だめだよ…」
彼氏は口ではそう言ったが、非常に喜んでくれているようだった。
「こう…?」
真希はえづきながらも彼のモノをしゃぶった。
そして舌を絡め、手を上下に動かしてしごく。
その先端から妙な味のするものが浸み出してきても我慢した。
「ぁぁっ…」
「真希っ!」
彼氏はとても興奮しているようだった。
彼女自身は、何だか気持ち悪く、義務感に似た感情だけでその行為を続けた。
そして行為と彼との関係は終わりを迎える。
「っ!!!!」
「ぁぁぁ…」
呻いていた彼が突然、1オクターブ高い声を出した。
「あ………………」
「いくっ…」
どみゅ...っ...
その瞬間、真希の口の中に出された彼の精子。
真希は身体中に嫌な感じのモノが流れるのを感じ、汗が噴き出した。
ーー嫌なもの
そう思ったそれは口の中を汚し、舌の感触を麻痺させた。
「あぁ……」
「ぁぁぁ…」
彼氏は腰を動かしていた。
そして放出しながら、「真希、真希」と彼女の名前を呼んだ。
真希は必死で表情を作り、それに答えようとした。
それでも一度感じた嫌悪感は拭う事ができず、彼氏が自分のことを何だと思っているんだ、と不信感を抱いてしまって、その日から連絡を取るのをやめた。
「どうして....?」
「どうして連絡くれない?」
次の日から、彼氏からの執拗な連絡が続いた。
それは1月程も続き、共通の友人を使って接触は試みられた。
だが、彼女の気持ちは戻らず、真希は彼氏ともう会う事はなかった。
最後に
「ごめんね、さよなら」
と言う返事だけを返し、着信拒否にして、連絡先から削除した。
悲しかった。
男性が女性と言うものをどう言う風に見ているか考えると恐ろしかった。
そして、好意を持っていた彼氏が自分の事をどんな風に見ていたかと思うと、もう男性と付き合うことはないのかもしれない、なんて考えた。
そして彼女は大学を卒業する。
就職先は大手通信会社。
真面目に講義を受けていて、ゼミにも欠かさずに出席していたから、文系の学生には珍しく、教授推薦、と言う形のコネが効いた。
親は喜んでくれた。
けれでも、真希の私生活は彼氏もいず、休日も同性の友人達と過ごすばかり。
青春とは程遠い学生時代の終結に寂しさは感じていた。
そして社会人になった。
同僚の中には自分とはタイプが違うものが何人かいたが、真希の周りにいたのは自分と同じような境遇の女子が多かった。
自分だけが変じゃないんだと思うことで、学生時代から引っ張っていたモヤモヤを解消しようとしていた。
そんな彼女の転機は社会人2年目の春に訪れる。
それは彼氏がいた同僚からの紹介。
子会社に勤める営業職の男性だった。
彼は、真希よりも1つ上で、見るからに真面目そう。
そして約束を取り付けてデートしてみると、その内面も真面目そのものだった。
ちょっと、彼については物足りなさを感じなくもなかったが、自分という人間にとって、お似合いの男性なんだと言い聞かせ、そして付きあう事にした。
告白の言葉は次のものだった。
「真希さんと交際したい」
その後でキスをした。
キスについては、相手の方は緊張していて、互いにぎこちないままで触れ合った。
彼はキスをしている時、腰や尻を撫で付けた。
真希は少し、嫌な感じがして、彼の告白を受け入れた事、その後で口づけを許したことを少し後悔した。
それでも、彼氏が出来たことについては満足したし、その夜は友人や同僚に向けて何本ものメールを打った。
その内容は彼氏ができたことを喜び、知ってほしい、自分と言う人間が普通の人間なんだと知って欲しい、と言う欲求からだった。
2人目の彼氏とは毎週のようにデートをした。
会社帰りの食事、ショッピング、そして休日はレンタカーを借りて遠くにドライブに出かけた。
それでも、互いに泊まりあいをする事も無く、身体の関係を持ったのは夏前、付き合ってから3ヶ月たった頃だった。
彼氏はデートの後で、前々から準備していたであろう言葉を緊張の面持ちで、少し早口で真希に言った。
「今日は、一緒にいないか?」
「ホテル……行こうよ……」
彼氏の声が掠れていて、真希にとってはそれが少し滑稽に見えた。
それでも、彼が勇気をもって切り出してくれたこと、そしてやっと恋人らしい関係になれるんだと喜んだ。
(実際には毎回のデートの際にこういうこともあろうかと、勝負下着を着用していた)
「じゃあ……」
「ここで?」
木更津のアウトレットから少し離れたところ、海沿いの安っぽいホテル群の中で、少しマシなものを彼氏は選んだ。
手を繋ぎ、エレベーターには互いに無言で乗り込み、そして部屋に向かう。
彼氏は終始緊張した様子で、部屋に入って、抱き合い、キスをした後で静かに口を開いた。
「真希…。」
「俺……初めてだから」
彼氏は気まずそうにそう言った。
真希は少しその事にショックを覚えたが、緊張して真面目な顔をしている彼氏に、「自分は経験があるから」なんて言えるような雰囲気では無かった。
だから、
「私も…」
と小さな声で呟き、彼が満足そうに自分を抱きしめるのを見て、嘘をついたことは間違いでは無い、と思った。
そして、それはその後もずっと真実として黙っていた。
「真希っ!真希っ…」
彼氏は真希を抱きしめると、シャワーを浴びる事も許さず、ベッドに押し倒した。
衣服を剥ぎ取り、下着を脱がす。
そして、抱きしめ、真希の足を左右に、まるでカエルがひっくり返った姿勢のような感じにさせ、辱めた。
「ねえっ…ちょ…ちょっと…」
真希は、初めてだと聞いていたのに、意外と積極的な彼の行動に少し戸惑った。
彼氏は真希をそうさせて彼女の部分をマジマジと眺め、そこに口付けをした。
「はぁっ...」
真希にとっては初めての愛撫だった。
初めてに、電気的な刺激が走る。
「ぁぁっ..」
何も考えられえず、思わず彼氏の頭に手のひらを当て、髪の毛を掴んだ。
ーーそもそも
クンニ、と言うその性愛行為を、初めての彼氏はしてくれなかった。
ただ、友人が酔った時に「私の彼氏はいつもクンニをしてイカせてくれる」と言うのを、どこか遠い世界の話のようにして聞いていた。
だから、気持ちの良いものだ、と言う理解はしている。
そして、過去に一度だけ自分の手で慰めた事があった経験から、あの部分を舌で舐められでもすれば、どんな風になってしまうんだろうと想像していた。
今、それが真希の身体に起こっていた。
シャワーも浴びていない身体で、足を大きく左右に開かれて、恥ずかしい部分を見られ、舐められる。
ーー初めての夜なのにーー
そう思うと、とっても恥ずかしくって、勝手に恥ずかしいのが浸み出していくのを自覚した。
そしてそれが彼がいやらしく音を立てる。
ぢゅうぢゅうと吸い音を立てるその部分、それをしっかりと見ている彼氏にもバレてしまっているのは当然だろうと思うと、より一層恥ずかしさが増した。
「やめて....」
「いやっ...やっ....」
真希は身体を揺すり、足に力を入れて抵抗した。
だが、相手は男性、しかも初めての交わりかける想いは強く、離してはくれなかった。
「真希....真希っ....」
彼は執拗に責め、吸った。
敏感な部分や、周囲のひだひだにも舌を伸ばし、丹念にめくって舐め、吸う。
「はぁぁっ...」
「っぁぁ.......」
「だめ..」
真希には自分の下半身がもはやどのような状態になっているのか、もはやきにする事も無くなった。
ただただ過敏に反応し、彼に全てを曝け出す。
右に、左に足を大股に開き、もっと直接的に、もっと強く舐めてくれ、とねだる自分がいた。
「ぁぁ...」
「やだ....や...ぁ......」
じんじんとした快感が徐々に強くなっていき、それじんわりとお腹の奥の方から込み上げてきた。
(子宮の辺りが....)
その部分がきゅんきゅんと、痛いような、むず痒いような。
そして、突き上げてくる衝動。
「ぁーーーーーー...」
「ぁぁっ...」
それは止まらなかった。
びくっ、とした瞬間の気持ち良さが続き、どんどん膨らんで、大きくなる。
「はぁぁ...っ...」
「ぁぁ..」
真希はその時初めて、エクスタシーと言うものを自覚した
頭が真っ白になり、身体に力が入らない。
何やら激しく叫んでいたが、あまり記憶が無い。
ただ覚えているのは気持ちよくて、その後で妙にすっきりしたこと、そして疲れたこと。
「はぁぁ....」
「ぁぁぁ.....」
呻き、うな垂れる真希を、彼氏はじっと見つめていた。
「真希....可愛い...」
真希はそう言う彼氏をじっと見つめた。
そして、大きくいきり立った彼氏のペニスに視線を移し、今度は自分がアレを愛撫してやらねば、と思った。
2018/9/25 新規掲載
2019/10/11 内容更新
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