概要)
ノーブラで外出。
往きかう人の何人かは気付いている風。
一人には声を掛けられた
露出狂、って言うわけじゃないんだけれど..
自分の身体には少し自信を持っている。
Dカップおっぱいや、人よりはくびれたウエストなんかは、水着を着た時は見せびらかしたい。
そう言う人は女性の中にもいるんだろうけど、今日、私はそれを私服でした。
代々木まで行く用事があって、地下鉄で新宿で降りる予定。
家を出るときに、着替えよう、ってなったんだけれど今日はアレの前なのか胸が張っていた。
だからなのか、ブラを着ける気には何だかならなかった。
裸の上に白いシャツを着て、そのままカーデガンを羽織る。
「よし.........」
自分の中では大冒険。
なんたって上着を着ているからと言っても、鏡越しに目を凝らせば乳首の影が映る。
「なんだか...」
一人、玄関の前でドキドキした。
それでも外国人の女性はそう言うのあまり気にしないから、自分も、と言う事で家を出た。
もちろん、最初はカーデガンの前をしっかりと締めたままで。
新宿に着いた。
高島屋の前を通り、歩いていく。
少しカーデガンの前を開けた。
そして暑かったんで結局はそれを脱いだ。
白いシャツだけ。
何だか清々しかった。
「ん...」
上下にわざと身体を揺すって歩いてみる。
乳房が揺れているのが分かった。
そして往きかう人の何人かは胸元を見ているのも分かる。
「気付かれた...かな..」
ボソッと呟く。
今まで感じた事も無いようなドキドキだった。
クセになりそう。
露出狂、と言うこれまでの人生で関わりも興味も無かった事柄が急に身近なものに感じられた。
「ふぅ.........」
少しして代々木に着いた。
駅前の雑踏中を歩く。
少し緊張する。
何人かは私の胸元を見ていたような気がした。
「お姉さん?」
ある時、若い男性に声を掛けられた。
「もしかして..?」
彼は私の胸ばかりを見ていた。
「いえ...っ..」
「いえ..」
私はそそくさとその場を後にした。
彼が私に声を掛けたのは単なる、道を訪ねただけだったのかもしれない。
キャッチだったのかも知れない。
ナンパだったのかも知れない。
だけれど.........
カーデガンの前は締めた。
それでもドキドキは続いていた。
2018/10/17 新規掲載
2020/3/1 内容更新
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