最初から読む場合、『話題の女性専用風俗に行ってきた その1』はこちらから前回のお話、『話題の女性専用風俗に行ってきた その6』はこちらから■触っていいですか自然と下腹部が疼く。
もやもやとして、何だか自分ではどうしようもない、何とも言えない感じが溜まっているのを感じた。
(私......いやらしい...)
彼の手に掴まれて少し持ち上げられた腰の感覚に、Sexシーンを連想した自分が嫌になる。
(いや...)
彼に見えないくらい、小さくかぶりをふり、唇を固く噛む。
(いや.......っ....)
そうやって、考え事をして黙っていると、彼が手の動きを止めた。
「アキ...さん..」
「どうか...しましたか...?」
彼が心配そうに尋ねる。
「いえ......別に....」
慌てて、彼に返事をした。
振り返って、少しだけ彼と顔を合わせる。
「そうですか...」
「何か....」
「考え事をされていました...?」
彼が手を動かす。
骨盤のごつごつに手のひらが合わさる。
「もしかして....」
「後ろからされている時の事、僕に、犯されている時のことなんかを....想像したりなんかして..」
「ました..?」
ずいっと後ろに身体を引っ張られた。
「ぁっ..!」
「ぁぁ..」
彼の身体がお尻にあたり、密着する。
「こんな風に....」
「こんなっ...風にっ...」
「して..」
ずいーーっ、と彼が私に体重を乗せた。
腰を引き寄せられたままで、お尻と腰に圧力を感じる。
そしてごつごつとした彼の身体の感覚。
「ぅっ...」
「ぅぅ.......」
私はただただ呻く。
「どうです...?」
「この部屋の中.....」
「僕とアキさんの二人きりなんですから....」
「正直に..お話...しませんか...?」
もぞもぞと、彼の手が動く。
バスローブを掻き分け、両手が骨盤のでこぼこを直接になぞった。
「正直に....」
指先が恥丘の辺りにまで伸び、陰毛に触れたのが分かった。
「ね.....アキさん...」
その手は恥ずかしい部分のすぐ近くを刺激する。
指先がさわさわと動き、もう少しで微妙な部位に触れられそう..
ざらざらとした、毛を撫でられる感覚。
「ぅ...ぁ...」
恥ずかしくって、何とも言えなくって呻く。
「アキさん...ねぇ....」
「ぁぁ...」
彼は私の名を呼びながら、手を動かした。
体重を私にかけて、腰を押し付けたままで。
「アキさん...」
「どうです..?なんだか...」
「錯覚....しませんか...?」
彼の手は徐々にみぞおち、ヘソの辺りに動いていく。
「ぁぁ....」
私は観念した。
「はい....何だか...っ...」
「ぁぁっ.....」
彼への返事を言いかけて、私は再び唾液を飲み込んだ。
それは緊張からではなくて、飲み込まないと口から漏れ出そうになっているからだった。
む....にっ...
みぞおちの辺り、彼の手が這い回り、左右から、手のひらをいっぱいに広げて、ゆっくりと、優しく揉みしだく。
「ぅっ....」
「っ...ぅ.....」
お腹の方にぐっと押し込まれると、意思に関係無く呻きが漏れた。
「ぁぁ....」
「アキさん...」
彼はとっても切ない声をあげた。
まるでシテいる時の男の人が、とっても気持ちよくって感じている時のように。
「ぁぁ...」
「とっても....」
「素敵です....、いっぱい...触って..いいですか?」
「触れても..いいですか?」
彼は私の肌の滑らかさを褒め、その身体付きを褒めて、私の身体を求めてくれた。
とっても気持ちのこもったその言葉は、目をつぶって、じっと耐えている私に強烈に響く。
「う....ん..」
「シュウ..シュウ..さん..」
「私も......」
「とっても...、気持ちいいです..」
「もっと......」
「触って欲しいです..」
「はぁぁぁっ...」
本心からの言葉だった。
お腹の辺りに這い回る彼の手が、温かくて堪らなく心地よい。
身体が満たされて、幸福だった。
■バスローブの下「ぁぁ......」
「シュウさん...」
私は目を開けた。
何故か目を開けたくなったからだった。
うっとりとした状況で、今の自分を確かめる。
覚醒したようにしっかりと目を見開くと、視界が広がり、自分の状況を認識した。
(ぁぁ..)
四つん這い。
お尻を突き出し、後ろから手を回されて、まさぐられている。
今更ながらに恥ずかしい格好。
「ぅぅ...」
首を傾け、身体の下側から後ろを覗いた。
バスローブの向こうにゆっくりと動く彼の手が見える。
む...に...
左右から伸びて、お腹を揉み回す。
親指が伸び、圧力をかけては、残った指が優しく撫で回した。
身体に伝わる感覚。
手の動きを見ていると、なんだか不思議な感じがした。
「......」
しばらくそれを見ていると、やがて繰り返しの動作が止まる。
片方の手が離れ、バスローブの帯を掴む。
「いい....ですか..?」
落ち着いた声。
彼の手を見ていた私には、彼が何を言っているのかすぐに理解出来る。
この後で、バスローブを脱がされる。
もう、私と彼とを隔てるものは無くなり、全てを曝け出す。
「ん....っ...」
ドキドキが増した。
これ以上は引き返せないんだと自覚し、さらに緊張が強まる。
「.....」
言葉は返さない。
黙って唇を噛み、目を開けたままで居た。
「で...は...」
彼は呟いた。
そしてバスローブの帯を引っ張り、丁寧に解いていく。
「ぁ....」
「ぁ......」
私はその様を映画のワンシーンのように、他人事のような感覚で、じっと見ていた。
帯が外され、ローブの下側、裾がはだける。
胸から向こうラインが私の身体だけになっていく。
そこに彼の手が伸びた。
おへそを超えて、乳房の下側へ。
「はぁぁっ..」
「ぁぁ..」
私はその様をじっと見ている。
彼の手が乳房まで伸び、優しく手のひらで覆う。
「う..っ..」
ぞわっとした感じ感覚。
恐ろしい程に敏感に、彼の手の感覚が伝わる。
「んっ...」
呻きが漏れた。
もう、隠そうともしない。
私は彼に乳房をさらけ出した。
そして彼は私の乳房を掴もうとしていた。
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