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主婦向けのエステ施術サービス_(人妻達の懇親会 その1)

■始まり



「ここかな..?」


恐る恐る門の中を覗き込むと、オリーブの木とユーカリの木が重なって生えていて、綺麗な段々を作っていた。


スマホと目線に移る文字を追って見ると、住所が指し示す位置と表札は合っている。


ブーーッ..


白い、四角いボタンを押下すると低い音が家の中から微かに聞こえる。


「よし..」

決意を込めてそう呟き、足を前に進めた。



牧田聡は今年で25歳になる。

3月でそれまで勤めていた飲食店を退職し、個人事業主としてマッサージ業を開業した。

最初の内に目指したのは、在職中に取った資格を活かした真っ当なマッサージ施術。

スポーツの経験があったため、ちょっとした自信はあった。


だが、開業してから2ヶ月でその目論見が外れた事を実感する。

とにかく仕事が入らない。

インターネット上でのサイトを充実させようと、知り合いからの紹介に頼ろうとしても数は増えなかった。

増えるのは開業関連の手数料の請求書。
日々の生活費も切り詰めなければならない状況だった。


そこで気付いたのは真っ当なマッサージ業で食べていくにはコネと資金力と確かな腕前が必要だ、と言うこと。

失敗した、もっと事前に調べておけばーー

今更のように気付く。

金が無い。
する事もない。そして方針を転換した。

彼が選んだのは主婦向けの施術。

まだ年齢は若い。
自分のプライドと身体を売るようで後ろめたい気持ちはしたが、若い男性が施術するマッサージ、と言う色で売り込めば客は今よりも確実に増えると見込んだ。


もちろん、嫌な客も嫌なことも承知で。

だが、そうして出来た客との繋がりは、真っ当なマッサージにも活かせる。


それが本当の目的。



聡は不安な気持ちを、そうした未来予想で塗りつぶした。

最初の内だけはーー
聡がそう思ったのは本心だった。


そして最初の仕事の依頼を告げる電話が入った。



▪️訪問

聡が門をくぐると、その女性はドアを開け、出迎えた。

年齢は30代前半。
女子アナウンサーのような容姿端麗な女性だった。



彼女が俺に電話をしたいわば雇い主。
名前を藤木那美と言った。


広い庭つきの豪勢な邸宅に呼ばれて行ってみると5人の奥様達。


皆、年齢は30代半ばと言った感じで、美人は美人、皆裕福で余裕ある生活を送っているように見える。

「あの......」

5人の美女?に囲まれてたじろぐ聡。


彼女達は聡のことを何か珍奇な生き物でも見るような顔で眺めていた。



そして、きゃっきゃと騒いでいたが、やがて その中のリーダー格の女性、藤木那美が口を開く。



「今日はーー。ちょっとしたお願いをしたいんです。」


「私達。近所に住んでいる主婦同士、仲が良くて毎日のようにこうして会っているんだけどー…」

「最近…」



彼女はとうとうとそこから先を話し続けた。


なんでも、彼女達は日々暇を持て余している。でも、昼ドラで見るようなドキドキはして見たい。

楽しくて盛り上がれることならもっとしたい、と言うことで思いついたのが聡を呼んだ理由のようだった。

それは何かと言うと、


・くじ引きをして当たった者が皆の前で施術を受けること

・その程度は成り行きに任せる



「牧田さん…でしたっけ?」

「私達のお願い…聞いてくださるかしら…」


その女性、彼女達の中でもリーダー格と目されていた那美はウェーブがかった長い髪に、スレンダーな身体。


少し高飛車な感じで、周りの女性に色々指示を出している。


その彼女が、聡の目をじっと見つめた。

「どう...?」


聡にとって、歳上の女性に見つめられるドキドキしたのは初めてだった。



「え....はい....」

「.....分かりました」


コクン、と頷き承諾する。

いや、彼には承諾をせざるを得ない状況に思えた。


そして部屋の中を見渡す。

「.....」


部屋の中には彼女達の身体や衣服から由来していると思われる様々な匂いがたちこめていた。


それを嗅いでいると不思議と、この異常な依頼内容がそれらしいと言うか、もっともな響きに聞こえてくる。


「あら...そう」

「ありがたいわ...」


「ね..?」


那美が周りの女性達を眺めた。


「じゃあ、みんな..」

「早速始めようかしら....ね..?」


那美がそう言い、紙を差し出した。


何本もの線が引かれら格子状の絵、あみだくじで彼女の好奇心を満たす相手を決めるようだった。


周囲の女性達がざわつき出す。

「え....やだなぁ..」

「ドキドキする...」


那美は言った。

「さ、好きなとこ選んで..?」


聡は彼女達が思い思いの始点に名前を書くのをじっと見つめていた。




■綾の身体

「さ、綾さん...?」

「いい...?」


リーダー格の那美が綾に向かい静かに口を開いた。

綾よりも幾つか歳上に見える那美は、最初に綾にそう言うのがさも当たる前の事であるかのように、並み居る女性達の先を切ってそう促す。


「ん.....」

「どうしても...?」


綾は困惑した表情をさらに歪めて、反応する。

そして那美やその周囲にいる女性達を見渡した。


「だって...」


那美がそれに応える。


「くじで、選んだんだもの」


「もし、私選ばれたとしても、それは仕方ないこととして...」


「受け入れるわ」


綾は那美の言葉を聞き、黙って下を向いた。
そして少しの間何かを考えていたようで、すぐに決心し、前を向く。



「分かった..」

「ここで...いいの...?」


ちらっと那美の方を見て、彼女が少し頷くのを確認すると、そのまま向こうを向いた。

こちら側に背中を見せたまま、首筋に手を回す。


「分かり...ました」

「恥ずかしい...けど..」


綾は首の後ろのボタンを外した。

そしてそのまま手を滑らせ、ジッパーを下げる。


側に居た聡の目の前に、綾の背中のきめ細かい肌と白色の下着のラインが見えた。


「え...」


聡が驚いて声をあげた。

「え...ちょっと..」


綾のあられもない格好に目を背けて横を向くと、その視線の先には那美の顔があった。

「ふふ....」


目が合うと那美がゆっくりと口を開く。

「驚いた..?」

「でも...別に....変なことじゃないの」


「これが...私達が考えたアソビ...」


「ね....綾さんの方を...見て?」


那美がくいっと顎をあげた。
それは綾の方で、聡はその先に何があるのかをある程度想像して顔を動かす。


「え....え...っ....?」



聡が綾の方を向くと、そこには身体の大部分を晒した綾の姿があった。

すべらかな肌と、細いラインのブラとパンティ。

ソファにうつ伏せになっている綾は顔だけをこちらに向けて黙っていた。


「え.....」

「そう言う....ことですか?」


聡はごくんっ、と唾を飲んだ。

そして自分がこの場にどう言う理由で呼ばれたのかようやくそれを理解した。



■施術

「して....」

「さ...」


リーダー格でこの家に住む那美がそっと開始の合図を告げた。

そしてソファに横たわる綾の、その下着だけをつけたあられもない人妻の身体を見下ろす聡の背中にそっと手を置いて促す。

「お願いしたいのは...」


「....ね..?」


言葉を途中で区切った那美の顔を見た聡には、彼女がウインクしたように見えた。

「最初はーー、普通にしてね...」

「そして、途中からは...」



聡はごくん、と唾を飲んだ。

先程から綾の背中や尻を眺めていて、本当にこんな風に無遠慮に女性の下着姿を眺めていてよいものかを考えていた。

そして女性達ばかりのこの部屋で、自分という唯一の男性が何を求められているかを想像する。

「私達の指示に...」

「従って....ね?」


那美は最後の言葉の語尾に少しのアクセントを加えた。

それは施術開始のサインを表しているように思えて、聡は目の前の身体に手を伸ばす。


「綾....さん..」

「いい....ですか?」


聡が尋ねると、綾は少しだけ顔を横に向けて彼と視線を合わせ、コクン、と頷いた。


「じゃ...」


綾の身体に手を伸ばした。

聡は仕事柄、女性客の身体に触れること自体は珍しい事では無い。

ただ、それでも施術する時は作務衣のようなものを着てもらってのものであり、こんな風に半裸の、下着姿で、なんてことは初めてだった。


それに、目の前にいる綾は若くて美しい。
普段相手にしているような、自分よりも2回りも上以上も女性とは違って見えた。

さわ.....

最初は肩甲骨の辺りに触れた。

白い、柔らかな肌に触れる。

次いで背中を中心に触れ、首や、二の腕に移動していき丁寧に揉みほぐす。


「ぁぁ...」

「っ..ぁ...」


時折、綾の息が漏れた。

そしてそれを見ている残りの4人の女性達から、「気持ち良さそう...」、とか、「上手」とか言う言葉も加わる。


「........」


聡は綾の身体に触れながら、頭の中で考えていた。目の前の綾のこと、そして彼女の身体のこと。

顔立ちは自分好みだったとか、服を脱ぐ前の胸の膨らみはどうだったとか。

邪な気持ちが施術に集中するのを邪魔した。

(いけない...)


また唾をごくん、と飲み込み、頭を左右に振った。綾のことをいやらしい気持ちで見ている自分を少し嫌になり、ただ手を動かす事に集中し、雑念を振り払うように努めた。


に....むに....


施術は背中から腰、そしてヒップを素通りして綾の下半身、太ももの裏や、ふくらはぎを揉んでいく。

「っ....ぁ..」

「ん...」


足を揉んでいると、綾がじたばたと身体を揺すった。


聡は極力、綾の身体を見ないようにしていたが、綾が身体を動かした瞬間に視線を移すと、彼女の股間の下着の際が目に入った。


(見えそう....)


白い下着の際に、一本の毛の端があった。
そしてその生え際の色の変わった部分。

「......」


ごくんっ..


聡は思わず唾を飲み込んだ。

そして、見てはいけないものを見てしまったと、慌てて視線を移すと、一人の女性と目が合った。

「綾...」


その女性は口を開いた。
少し笑顔を見せて、ゆっくりと言葉を吐く。


「あなたの...恥ずかしいところ、見られてるわよ...」


聡は慌てて首を振った。

「いえ...あ...あの..」

「いえ..」


部屋の中の女性達が笑った。

「ふふ...」

「おかしい...」

「いいのよ....別に...、そんなに恥ずかしがらなくったって...」

「ねえ..?」


那美が聡の顔を見ながら綾に近づいた。


そして綾の背中のブラのホックに触れ、ぷちん、とそれを外す。


「さ.....」

「いよいよね...?」


彼女の妖しい声が響いた。


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