理央のいやらしい部分を、孝行は飽きずに眺めていた。
足を大きく開かせて、膝の後ろを自らの左右の手で引っ掛けさせて。
これ以上ないって言うくらい恥ずかしい格好をさせたままで、じぃっと、させる。
「や.......や....っ..」
「やっ.....」
理央がその格好の恥ずかしさと、体勢の苦しさからうめき声をあげると、孝行は「ふふん」と笑った。
「恥ずかしいかい.....?」
「そりゃ....恥ずかしい...だろうねえ。僕も恥ずかしいよ。こんな恥ずかしい格好をしている君を見ていると....」
「なんだかとっても恥ずかしさが溢れてくるんだ。」
「不思議とね...。何故だろうか...?」
孝行はふぅっと息を吐いた。
そしてその吐息に股間に感じて理央はびくっと反応する。
「はぅ...ぁ.....っ....」
「いや....ぁ.....ぁぁ........っ...」
理央はただ呻いていた。
孝行が触ってくれるか、舐めてくれるのをただ待っている。
「ぁぁぁ...っ....」
身体がむずがゆくって、どうにかなってしまいそうだった。
孝行に恥ずかしいところを全部見せて、ただ舐めてもらう、クンニしてもらうのを待つだけの存在。
恥ずかしい
居た堪れない
どうしようもない
それでいて、愛撫を待っている、待ち望んでいる自分。
ぺろぺろと、舌で舐め回して欲しい。
唇で、くちくちと弄って欲しい。
ずばずばと、思いっきりクリと吸って欲しい。
「はぁぁぁ...」
そう言う風に想像すると、理央はどうにも居られなくなって、出来るだけ、これ以上どうしようもない程に、足を開いた。
目一杯に陰部をさらけ出した。
「ふふ.......」
孝行はにやっと笑い、そして、ふぅっ、と息を吐く。
「欲しがりさん...だねぇ...」
そして落ち着いた、目の前の理央の陰部には興味も無い、と言う感じで、横を向いた。
「でもーーー」
「お利口さんだ」
孝行が見遣った先には文庫大の本。
彼はそれを手に取り、パラパラとめくると、右手で押さえて、目に付いた文章を読んだ。
「........」
「彼はーーー」
「彼はその複雑な部分をどうにか理解しようとした」
「サナエの身体の中で、表面に出ている部分で一番、のところーー」
「細かくて、小さなー」
「繊細な、」
「でも、そんな言葉じゃ、言い表せないくらい、神秘的。そこに触れた。」
孝行は数行の文章を読んだ。
そして言葉を吐いた後で、顔を理央に寄せる。
る..にゅ....っ....
「いっ...ぁぁ...」
孝行の唇が理央のクリトリスの皮を突いた。
「ぁ..やぁっ....」
「ん....」
そして理央がビクビクと、左右に開いた足を震わせ、また孝行の顔を挟み込むように暴れtていると、孝行はそれを制した。
「サナエの女性の部分はーー」
「てらてらと、」
「触れられるがママに、舐められるがママに、そのひだひだの合わせ目から、息を吹き出す」
「じわっ、じわっ、とその隙間から、透明で、何よりも美しい、光を弾いている液体を」
「浸み出していた。」
「ふふ.....っ....」
「こうかな...こんなーー、感じで..?」
孝行は理央の合わせ目をつぅっと指先でなぞった。
中指の腹で、上から下へ。
途中少しずつ、力の加減を変えながら、何度も何度も繰り返す。
「やっ.....ぁ..」
「ぁぁぁ....」
理央はガクガクと震える。
孝行が読んだ文章と同じように、陰部から恥ずかしい液を噴き出して。
「ふふ..理央.....」
「いやらしいね....」
「まんま...だね...?」
指先を少しだけ中へ。
くっち...
孝行の指に、理央の愛液がまとわりついた。
「ふふ...」
孝行はその粘液のぬめりを使って、その周囲をいじる。
くっち...
にゅっ...りゅ...っ.....っる....
「はぁ...っぁ....」
「た...孝行.....」
理央は目をつぶったままで、その行為の全てを感じていた。
小説の中の様子を想って、そして自らのこれからを思う。
「続きを....読むよ..?」
孝行は息を吸った。
「彼は息を吸い、口の中で舌を右へ、左へ。
「そして、右回りに何度か動かして、口中の唾を、集めた」
「ちゅぁ...っ...」
「唾液を集める音、そして吐き出す音。サナエのひだひだに、それは注がれる」
「『ぁぁ....あなた.....』 サナエは彼の唾液の温かさを感じていた。そして、彼が吐き出した唾を、それを自らの舌で拭うようにして、口淫を始めると、彼女はその温かさが変わるのをーー」
「ぁぁ...理央...」
孝行は再び唇を動かした。
目の前の、理央の合わさったひだひだから、とめどなく愛液が浸み出しているのを眺めながら、唇で力を加える。
ぬ..っ...ちゅ...
「ぁぁ....っ....は...ぁ....」
孝行は舌を出した。
そして理央のひだひだの愛液をそれですくい取りながら、目を閉じた。
あとは覚えている文章を、ゆっくりと口にする。
「っ...ぅぁぁ...」
れるっ...にゅ...
「ーーー口淫を始めると、彼女はその温かさが変わるのをーー、感じた。」
「足に力を入れて、手を下に伸ばしてーー」
にっ....にゅ...
っちゅ...っる....
「っぁ....はぁ....、口淫する彼の頭を押さえつけて、よくなろう、気持ちよくなろうとする」
にゅっ...っる...
「はぁぁっ...ぁぁ...た..孝行..ぃ...っ」
「ぁぁあ...」
理央は同じようにした。
サナエが文中でしているようにして、その愛撫を全身で受け止める。
「舌先がーーー」
「そのざらついた粘膜は、サナエのーー、ぁぁ...」
「....理央の...はぁぁっ....」
孝行が息を吸った。
ぢゅっ...っる....
っる...
理央の愛液が口に入り、唾液と混じり合う。
「ぁぁ..理央の粘膜をー、その柔らかで...ぁぁ..」
「いやらしい..っ...ね...粘膜を....」
「はぁぁ...吸った...」
ずびっ...ひっ..っ..
「ああああっ..!」
理央は身体を反り返らせて喘いでいた。
そして息を粗くして、彼女を愛撫する孝行も、それに食らいつく。
「ぁぁ...た..孝行は....理央の身体を愛しました」
「そっ..その...柔らかな女性器を....っぁ...」
「ぁぁぁ...」
ずっ..っびっ...ぃ...
ずっ...び...
「やああっ...ぁ..だめ..っ..ぇぇ.」
「っぁぁ..だめ...」
「そこっ...はっ..」
「ぁぁあー....」
理央は狂ったように喘いでいる。
「舐めて、彼女をーーー....気持ちよく....させる。」
「.....ぁぁぁ...」
孝行は目を開けた。
そして理央のクリトリスを軽く吸いながら、指先で割れ目のあちこちを愛撫し始めた。
「あっ..ぁ...だめ...」
「ぁ..いく...ぁ....いっ....いっ...」
「だぁ........っ........」
「ぁーーー....」
理央の身体は孝行の指をぎゅうぎゅうと締め付けていた。
そして彼女の足はサナエの物語が書かれた本を、乱暴にベッドの外へ蹴り出した。
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